漢方相談
癌(がん)は、最初から漢方薬だけで治療することはありません。抗癌剤や外科手術、放射線療法など対症療法は必要です。しかし、がん細胞だけを抗がん剤でたたいて、手術で切除しても、原因の癌体質を改善しなければ、何度でも再発します。
漢方薬は、免疫力を高めて、化学療法や放射線治療の副作用を軽減し、手術後の体力回復、後遺症の改善、がんの転移・再発予防など重要な役割を発揮しています。
癌(がん)の漢方治療効果については、大規模臨床試験が困難ですので、はっきりした数字はでていませんが、がん治療現場にも、漢方薬の併用で、余命数ヶ月といわれたがん患者さんが何年も進行せず、がんが冬眠しているのではないかと思う程、期待がもたれています。
関節リウマチの薬物療法は優れた効果のある西洋薬が登場し、症状の進行が治まるケースが以前よりずっと多くなってきました。
しかし、西洋薬では感染症、胃腸障害、肝障害といった副作用が起こる可能性があることがデメリットです。漢方薬による関節リウマチの治療は、このような副作用が起こりにくいことがメリットです。
また漢方薬は、西洋薬を使用できるかどうか微妙な状態からでも使用できること、 リウマチに伴う倦怠感や抑うつ感なども改善できるケースがあることも利点です。
関節リウマチの患者を漢方からみた特徴は、まず免疫機能が崩れた「水毒」の状態であるということ。また、新陳代謝が低下し、 身体全体の冷えが強い場合が多いことです。
漢方薬の効果はこのような水毒や冷えの状態を解消する点にあります。
目に何か症状が表れるということは、体の中の異変を示すシグナルともいえます。
パソコンや携帯、TVゲーム、コンタクトなどが原因で目のトラブル(目の疲れ、痛み、視力低下、ドライアイなど)がおこり、それに伴い体全体の不調(頭痛、肩、腰などの凝りや痛み、吐き気、胃痛など)を併発することもあります。
血液がきれいで血液循環が良ければ、目の病になりません。
目の病気には色々な病名がいろいろありますが・・・。
例えば以下のような病名があります。
白内障・緑内障・中心性網膜炎・眼精疲労・視力低下・眼底出血・黄班変性症・目の充血・翼状片・斜視・アレルギー性結膜炎・網膜色素変性症・網膜剥離・涙嚢炎・麦粒腫・眼瞼縁炎・・・・
目の病気の種類・原因は人によって様々ですが、漢方薬では、基本的に
●血液をきれいにして血液循環を良くする。
●全身の体調を良くする、疲れをとる。
●目に奥、目の周り、頭全体の血液循環を良くする。
ための薬を処方します。
漢方薬にて様々な目の病が楽になってきます。