こむら返りと漢方
暑中お見舞い申し上げます
いつもありがとうございます。雨が多かった7月も終わろうとしていますが、これから本格的な暑さの到来です。今年の梅雨の時期は湿度と気圧の変化、コロナワクチン副反応などで体調が例年になく悪かった方が多いとみられます。
湿度が高い日本では中医学でいう「湿邪」に侵されやすくそれに冷えの「寒邪」が体内でくっつくと「寒湿邪」となり体中で血や水の流れを停滞させてしまいます。
東洋医学では「不通則痛(ふつうそくつう)」、通じざればすなわち痛む。という言葉があります。
梅雨時期に多い患部の痛みやむくみは湿気や冷房による冷えも大いに関係していることでしょう。
そしてこの時期に多い「ふくらはぎのこむら返り」。
一般的にはマグネシウムの不足によりミネラルバランスが乱れ
筋肉の縮み過ぎを防ぐ腱紡錘(けんぼうすい)の働きが低下しておこることや、
寝汗や、運動による発汗で脱水したり、冷えによる血行不良がおもな原因とされますが、もう一つ、血の質や量が不足している、「血虚(けっきょ)」も関係します。
「不栄則痛(ふえいそくつう)」、栄えざればすなわち痛む。で組織に栄養を運ぶ「血」が不足していても、痛みやしびれ、痙攣の原因になります。
特に筋肉の痛みやひきつりはこむら返りだけでなく 首や肩こり、腰痛でも起こりますが 中医学では 筋を主り血を蔵し循環させる臓腑は「肝」です。
筋を主るとは 筋肉の収縮や弛緩の運動を制御することも含まれます。
漢方薬ではこむら返りには「芍薬甘草湯」が有名ですが 繰り返しおこる症状やお年を召した方の筋肉の痛みやひきつりは、血の質を良くしスムーズに循環させていく漢方や お年寄りに多い「腎陽虚(じんようきょ)」つまり血を温めて回すエネルギーの不足を改善していく漢方を選んでいきます。
こむら返りは 寝ている明け方に最も多いです。一日のうちで最も
体温が下がり 最も気温が低くなる明け方が多いようです。
つまり、筋肉も冷えると痛むということですね。
冷えは万病のもと。これからの季節冷房にお気をつけ下さいませ。
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こんな症状ありませんか・・・
*肌が乾燥する
*目が疲れやすい
*クーラーが苦手
*髪に潤いがなく抜け毛が多い
*不安感が強く気分が落ち込みやすい
*眠りが浅く夢を見ることが多い
*爪が割れる・めまい
*こむら返りがよく起きる
*耳鳴り・頭痛 などなど
東洋医学では身体を構成している要素を「気」「血」「水」の3つにわけて考えます。その中の「血」が不足しつつある方が非常に多いのが現状です。(血虚とはただ貧血というわけではなく血の質を意味します)
血虚の状態では、本来運ばれてくるはずの栄養素やホルモンが体の隅々まで届ないため上記のような様々な不調が現れることがあります。
若い人をはじめ最近は高齢の方でも偏食傾向にあると言われています。
良質のたんぱく質で元気な血を作っていきましょう。
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