虫垂は無駄な臓器じゃありません
虫垂は無駄な臓器ではありません。
漢方の効きが悪いのは、虫垂を切った事が原因?
「なくてもいいもの」という認識が長く存在していた虫垂。「なくても差し支えないものなら、炎症の気配があれば、
切ってしまいましょう」という方針が普通でしたが、虫垂はとても大事な働きをしている重要な器官であることが明らかになったのです。
「善玉菌が漢方薬の分離と吸収を行っている」
漢方薬はそのままでは吸収されません。腸内に入った漢方薬は、腸内細菌(善玉菌)の力で糖を引きはがし、
腸内に取り入れます。善玉が少ない腸内では漢方薬が「便」と一緒に流れ出ているかもしれません。
「虫垂は善玉菌のシェルターだった」
風邪や食中毒など腸内に緊急事態が起こった時、虫垂は一時的に善玉菌が回避する場所になっています。
特に抗生物質は悪玉菌でなく善玉菌も死滅させます。
そんな時、善玉菌は虫垂に逃げ、生き延びると言われています。
虫垂がないと逃げ場がなく善玉菌の数が激変。多様性に大きな影響を及ぼしてしまいます。